6500系は1984年に登場した通勤形電車である。1992年までに24編成96両が製造された。

共通事項

4両編成
中間電動方式
GTO界磁チョッパ制御
営業最高速度 110km/h
歯車比 5.60
出力 150kW

4次車

側面に行き先・種別幕を設置。2編成が製造された。

5次車

運転室後方に小窓を設置。冷房装置が一部変更され、ロスナイが廃止される。2編成が製造された。

7次車

6次車と特に変化はない。但し、登場時は6次車は枕カバーが座席背面まで回り込んでいたが、7次車では頭頂部までに留まっているという違いがあった。後に6次車も枕カバーが頭頂部までに変更され、違いは無くなった。現在は枕カバーのモケットへの張替えが進められている。2編成が製造された。

8次車

外観上の変化は少ないが、即扉の窓が上下に拡大されている。
客室内はオールロングシートで内装はそれまでの6500系から大きく変わっており、木目調の壁がクリーム色に変更されている他モケットも茶色からライトパープルを基調とした色に変更されており、床もグレー(扉付近は赤)から絵柄入りのライトパープルに変更されている。

客用扉はステンレス製となり、クリーム色の化粧板が貼られている。更に扉の開閉音も従来より高めの音になった。2編成が製造された。
これらの外観・内装は翌年に登場した3500系にもいくつか変更・改良されて受け継がれた。

今でこそ自社の界磁チョッパのロングシート車は鉄仮面の改造車や5000系等があるが、当時は8次車2編成のみだった。

1 登場時は6000系と同じく100km/hだった。96年に6800系と共に110km/hに引き上げられた。
2 現在は他の編成と同様チェック柄のワインレッド系に更新されている車両もある。

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